表参道から少し入った、通称「キャットストリート」付近にある、デザインが素敵なビル外構のリ・ガーデンを手がけました。
ビルの1階はオーナー様が自ら営むお米屋さん。そして、テナントのアクセサリーショップ。2階には美容室などが入り、3階から上はオーナー様のご家族の住居になっています。
オシャレな建築が建ち並ぶ表参道の周辺にあっても、こちらのビルはそれらに全く引けを取らないとても素敵なビルで、何でもオーナー様の親戚である建築家の方がデザインを手がけたとか。
ただ植栽の状態が悪く、「何とかならないものか・・・」と今回ご相談を受けました。
上の写真は施工前の植栽の状態です。
植栽帯全体にサツキが列植されていましたが、植栽基盤と土壌の排水性が悪く、根腐れなど生育不良を起こしていました。
そこで、植栽基盤の修繕、土壌改良による排水性の向上と、既存の樹木を全て撤去し、植栽を刷新する提案をさせて頂いたところ、ご承諾頂き、今回の施工となりました。
オーナー様からのご要望は「できるだけメンテナンスが簡単になるように。あとはお任せで・・・」というものでした。
そこで、管理がわかりやすく効率的にできるよう、性質が同じ植物を用いたり、植物の種類を絞るといったことを前提にしたうえで、テナントビルということもあり、付加価値を与えることを意識し、建物のデザインに調和しながらも、インパクトのある植栽を目指しました。
シンボルツリーには、オーナメンタルな銀葉が美しいサンカクバアカシア。
低木には、繊細な葉と一年を通して淡い紫色の小さな花を咲かせるウエストリンギアなどを。
オーナー様がお米屋さんというのもあり、ミューレンベルギア・カピラリスやフェスツカ・グラウカ、カレックス・ブロンズカールなど、イネ科やその仲間であるカヤツリグサ科の植物をふんだんに使用しています。
施工後は、メンテナンス契約を結んで頂き、年に4回に分けて植栽のメンテナンスを行っています。
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