東京・上野にある個人邸のお庭を手がけました。
新築のお住まいですが、1Fをオーガニックの食料品などを扱うお店として活用されるとのことで、お店のコンセプトや雰囲気にふさわしい植栽をご提案させて頂きました。
シンボルツリーには葉の形が丸っこくて可愛らしいマルバノキを。
お客様が丸い形の葉に「循環」のイメージをお持ちになり、それがお店のコンセプトにも合うということでこちらを選びました。
もう1本はレプトスペルマムのカッパーグロウ。お店でハーブなども扱うということで、それ以外にもローズマリーやラベンダーなど、料理に使えたり香りが良いハーブ系の植物を中心に植栽致しました。
実のなる食物やハーブなどは、生活に取り入れやすく、育てるモチベーションにも繋がるので、お庭に少しでもあると良いと思います。
玄関へと続く通路脇の植栽は、後ろの壁を隠したいというご要望や、特に奥側は日陰になることから、常緑樹をメインにしながらも、お花や紅葉が楽しめるような季節感のある樹種を選ばせて頂きました。
また、家の裏側にも目隠しの植栽として、ソヨゴやウバメガシ、常緑マユミなどを植栽致しました。頻繁にお手入れに行けない場所ということもあり、成長が緩やかな植物を中心に選んでいます。こうして、環境や生活様式などに応じてしっかりと樹種を選ぶことで、植物も健全に育ち、お手入れも楽になると考えています。
他に2Fのベランダや屋上にも植栽を入れさせて頂き、お住まいの全ての階層で植物が楽しめる素晴らしい仕様になっております。
今回のお庭作りはお客様のご希望もあり「DIYガーデンプロジェクト」で行いました。
搬入から植栽、最後のお片付けまでお客様やそのお子様たちと和気あいあいと作業ができて、こちらとしても楽しく作業させて頂きました。
早速お子様が植物たちに水やりをされているとのことで、とても嬉しく思います。
お庭を通じて家族の絆が深まり、末長く愛着のあるお庭になることを願っております。
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